呼吸器の病気について_bk

その長引く咳は喘息かもしれません!<呼気NO検査> について

喘息は、喘鳴(ぜんめい)や息苦しさや咳が止まらない病気です。
これらの症状は、空気の通り道である気道に炎症が生じることで引き起こされます。
この気道炎症の程度は呼気中の一酸化窒素濃度(FeNO)を測ることによって知ることができます。
これが<呼気NO検査>です。
当クリニックでは呼気中の一酸化窒素濃度(FeNO)を測定する<呼気NO検査>を実施しています

検査方法:マウスピースをくわえて深呼吸するだけの簡単な検査です。 検査時間:約2分で、結果は直ぐに分かります

日頃のコントロールが大事な気管支喘息

喘息は急性の病気(発作時)と思われがちですが、実は炎症を起こした気管支の慢性的な病気です。
炎症を起こし腫れた気管支に風邪や冷気、タバコの煙などの刺激が加わると咳や呼吸苦などの発作の症状を来します。
そのため急性期の発作を止める治療だけでなく、慢性期の気管支の腫れ(炎症)をとるステロイドの吸入を日頃から行うことが大切です。

肺炎も予防が大切

肺炎は日本人の死亡原因の上位を占めています。特に高齢者や糖尿病、呼吸器の病気などで抵抗力が落ちた方には、早期の治療だけではなく予防も重要です。
現在、肺炎の原因となる菌の中でもっとも多くかつ毒力の強い肺炎球菌に対してはワクチンによる予防が有効と言われています。
当クリニックでは2種類の肺炎球菌ワクチンの接種を行っています。
接種ご希望の方はご相談ください。

禁煙外来について

「タバコをやめたいのにやめられない」
「過去にも何度も禁煙にチャレンジしたのに失敗ばかり」
これは自分の意志が弱いわけではありません。
「ニコチン依存症」という治療が必要な病気なのです。
そこで、当クリニックでは呼吸器内科としてそのような患者さんをサポートしながら一緒になって禁煙を応援していきます。内服薬による禁煙指導によって、あなたの禁煙したいという気持ちをスタッフ一同で支えていきます。
薬の内容としてニコチンを含まないチャンピックス、ニコチンを含むニコチンパッチ、ニコチンガムのいずれかを使用していきます。
薬は患者さまご自身で選択可能です。ぜひ一度ご相談ください。